今年度の教育座談会は、令和3年9月30日(木)13時30分~16時00分 オンライン配信で実施しましました。(オンライン配信本部:エスポワール愛媛文教会館 4F寿の間から)
【テーマ】 「 これからの特別支援教育の在り方 」
【趣 旨】
少子化により児童生徒数が減少する中、特別支援教育への理解・認識の高まりや制度改正、通級による指導を受ける児童生徒の増加等、インクルーシブ教育の理念を踏まえた特別支援教育をめぐる状況が大きく変化している。そのため、特別支援教育が果たしている機能や役割等が社会全体で再認識され、学びの連続性など切れ目のない支援が重要性を増している。また、障がいのある子どもと障がいのない子どもが、可能な限り共に教育を受けられる条件整備や、障がいのある子どもの自立と社会参加を見据えた、連続性のある多様な学びの充実・整備を着実に進めていく必要がある。これらのことは、中央教育審議会答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」(令和3年1月26日)の中でも示されており、全ての教職員が、特別支援教育の確かな専門性を有することが一層期待されている。このような状況を踏まえ、様々な立場の方から特別支援教育に関する現状や将来に関する御意見を伺い、「これからの特別支援教育の在り方」をより具体的に捉え、教職員の専門性(特別支援教育実践力)の向上に資する場としたい。
【討議の柱】
⑴ 特別支援教育を担う教職員の専門性の向上 ⑵ 関係機関の連携強化による切れ目のない支援の充実 ※ ⑴・⑵ 共に、現状や実践を踏まえた、今後の方向性や課題などを討議する。
【出席者】(敬称略)
《講師》
〇 愛媛県総合教育センター 相談支援部 特別支援教育室長
〇 愛媛県教育カウンセラー協会代表、元新居浜市立中萩小学校長
〇 今治市手をつなぐ育成会 成人部 副会長
《主催者側》(20名程度)
〇 参加者:法制情報局長、情報宣伝部長、各支部情報宣伝部長、事務局等
〇 役 員: 局長、部長、情報宣伝部常任部員等
【教育座談会を終えて】
今年度の教育座談会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンライン配信で実施しました(昨年度は中止)。二つの討議の柱などについて、それぞれの立場の講師(パネラー)の実践を通して、現状を踏まえた今後の課題や方向性などを大いに学ぶことができました。「PDCAサイクルを回し続け、計画に基づいて学校生活の中で合理的配慮を提供し、それをきちんと評価する」「ライフステージに合わせた情報、切れ目のない支援、そして世代を通して必要とする内容を網羅すべきである」「子どもたちの自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、一人一人の教育的ニーズを把握して、そして適切な指導及び支援を行うということが大事である」等、数々の珠玉の言葉に、出席者は魅了され、実践意欲が高まりました。なお、今回初の試みとして、講師の講話・指導を、事後に「愛教研グループウエア」にてオンデマンド配信しました。「教育情報」(372号 1月発行)とともに、多くの会員に教育座談会の内容の詳細を周知することができました。次年度も実践し、本座談会で得た貴重な情報や学びを各支部や各学校に積極的に伝えていきたいと思います。
※ 内容の詳細については、「愛教研グループウェア掲示板」のオンデマンド配信、愛教研「教育情報」372号(令和4年1月13日発行)を御覧ください。
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