平成25年度 理科学習の手引き (中学校)


T 研究主題
 自然や人と主体的に関わり、科学的に探究する能力や態度を育てる理科学習
U 研究のねらい
 自然の事物・現象を学習対象とする理科では、生徒個々の知的好奇心を喚起し、主体的な関わりを繰り返させながら、科学的なものの見方や考え方を養い、理解を深めさせていくことが重要である。今回の学習指導要領改訂において、現在の理科教育の課題として、理科学習の基盤となる自然体験、生活体験が乏しく、科学的な思考力や表現力が十分でないことがあげられており、探究的な学習をより一層充実させるとともに、思考したことを表現させる工夫が求められている。
 そこで、生徒一人一人が、自然や人と主体的に関わり、探究するおもしろさを実感しながら、概念や経験を広げ、科学的に探究する能力や態度を育てる理科学習を目指す。また、学びの場においては、学習対象となる自然だけでなく、共に学習する仲間とどのように関わらせていくかも大切であることを体感させていきたい。
V 研究の視点 
1 科学的に探究する能力や態度を育てる指導計画の研究
(1)自然に対する興味・関心や自然体験、自然を調べる能力・態度などの実態把握
(2)学習指導要領の趣旨を踏まえた評価規準の作成
(3)基礎的・基本的な知識・技能の習得と、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等の育成を重視
(4)「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」などの科学の基本的な見方や概念を柱に、小学校の内容との系統性を重視
(5)地域の自然や施設、人材を生かした科学的な体験の位置付けと教材開発
(6)日常生活や社会との関連を重視した活動の位置付け
(7)他教科等との関連を図り、持続可能な社会の実現を目指したエネルギー・環境教育などの充実
2 目的意識をもって主体的に活動する学習指導の研究
(1)自然の事物・現象に進んで関わり、主体的に観察、実験を行う学習指導の工夫
(2)観察、実験で得た結果を分析して解釈し、自らの考えをまとめ、表現する力を育てる学習指導の工夫
(3)互いの考えを伝え合い、自らの考えや集団の考えを発展させる学習指導の工夫

(4)理科を学ぶことの意義や有用性を実感させ、実社会・実生活との関連を重視する学習指導の工夫
(5)教材や教具の研究・開発及び教育メディアを効果的に活用した学習指導の工夫

3 指導と評価の一体化の研究
(1)学習指導要領の趣旨を踏まえた思考力・表現力等の評価の研究
科学的に思考したり、表現したりする活動を一体的に評価していく工夫
(3)目標の実現状況を的確に把握し、授業力を高め、授業改善につながる評価の工夫
(4)生徒一人一人のよさを生かし、可能性を引き出す評価の工夫
(5)生徒の自己評価力を高める工夫

W 留意事項
○ 身近な自然現象や日常生活との関連を図る。
○ 新学習指導要領に対応する備品の充実を図り、理科室等の学習環境の整備に努める。
○ 予備実験や野外学習の事前調査を十分に行い、事故防止に万全を期する。
○ 使用薬品の点検を定期的に行い、廃棄については環境に配慮し、適切に処理する。また、薬品庫等の安全管理を徹底する。
○ 愛媛理科教育研究会に向け、各学校や各支部の実態を踏まえて、実践に基づく共同研究を進める。
○ 平成28年に本県で、中国四国中学校理科教育研究大会、四国小学校理科研究大会が開催される。

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