部長あいさつ

一年間を振り返って

 皆様におかれましては、日頃より学校給食、並びに栄養職員部の活動に関しまして、ご理解、ご協力をいただきありがとうございます。愛教研在り方検討委員会パートⅡが始まり、様々な変化の年に部長という大役をいただき、試行錯誤しながらも、振り返ってみると、あっという間の一年でした。
  平成17年に「食育基本法」が制定され、「栄養教諭制度」が創設されてから、10年が過ぎようとしています。この間、様々な形で栄養教諭が核となり、食育が推進されてきました。
 今年度は、文部科学省の新規事業として、スーパー食育スクール事業が始まりました。食育の多角的効果について科学的データに基づいて検証を行い、食育の一層の充実を図ることを目的としております。栄養教諭の配置は都道府県や地域によって大きな差があるのが現状です。また、栄養教諭及び学校栄養職員の定数の算定基準は、食育基本法が制定されてからも、給食管理が主であった基準と変わっておらず、「食育基本法」の理念を基にした食育を推進していくためには、定数の算定基準の見直しを願っているところです。この事業によって、栄養教諭の配置が促進されることを期待しております。
 また、食育を推進していくためには、栄養教諭・学校栄養職員の資質向上を図っていくことが不可欠です。子どもたちを取り巻く社会情勢の変化によって、学校教育に求められていることも多様化し、一層個に応じた対応が求められております。食育推進の現状も同様であり、食事摂取基準に基づく適切な栄養管理と個に応じた指導が大きな課題となっております。また、食物アレルギーへの対応においては、今年度末に、国の指針が示される予定であり、関係機関との適切な連携が益々重要となります。
 今年度の村田光範先生の講演では、食事摂取基準の基本的な考え方と、成長曲線に基づく個別指導の重要性を述べられました。栄養職員部の活動記録「雷」にまとめて、県下全小中学校等へ配布しておりますので、一読していただければ幸いです。また、食に関する指導においては、授業だけでなく、日々の給食の時間が体験を通した絶好の学びの場であります。そこで、今回の「雷」では、給食時間における指導案をまとめていますので、ぜひ各学校で活用していただき、食に関する指導が充実されていくことを願っております。
 「食に関する指導と給食管理」を担う私たち栄養教諭・栄養職員が、より効果的な実践を行うためには、専門的な研修を充実させていくとともに、積極的に各関係者と情報を共有し、連携を図っていくことが重要であると痛感しております。
 今年度も、栄養職員部において充実した活動が行えたのは、各会員・各関係者の皆様のおかげだと思っております。心より、感謝申し上げます。ありがとうございました。今後とも、専門局栄養職員部に対しまして、益々のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。      

平成27年3月

     
部 長  西 厚子  (四国中央市立三島小学校)